当院の縁起について
当院は山号を熊野山と号し、平安初期の大同4年(西暦809年)、平城天皇の御代に初代宥元法師が開山し1200年を数えます。
明治維新の神仏分離令、修験道廃止令を受け48代宥林の代より一時、熊野三社大神の社人となりますが50代主税の代より奇跡的に復帰し、その血脈は受け継がれ本尊大聖不動明王を中心に熊野大権現等ご縁のある神仏をお祀りいたしております。
本尊 大日大聖不動明王 熊野三所大権現 湯殿山大権現
脇侍 阿弥陀如来 十一面千手観音 如意輪観音 地蔵菩薩 愛染明王 尊星王菩薩 三面大黒天
鎮守 正一位小鶴稲荷大明神 大聖歓喜天 弁財天
三宝荒神 八咫烏(摩利支天)
当院の祭祀しております熊野権現は熊野三所十二社権現とも言い、その本地である熊野本宮(阿弥陀如来)、熊野新宮(薬師如来)、那智(千手観音)の権現様を供養し天下泰平、国土安穏並びにご信徒様方の諸願を祈念しております。
ご利益は本地の阿弥陀如来の往生浄土はもちろんのこと現世利益としても、人の愛情や和合を祈る敬愛法、長寿を祈る延命法、その他にも十二社権現それぞれの尊格の功徳に依り、息災、増益等、諸願に通じたご利益があります。
また熊野本宮に掲げてある豊臣家寄進の「日本第一大霊験所 根本熊野三所権現」とある通り、権現様のご利益は広大であります。
その他にも「鎮宅霊符縁起集説」には熊野権現と妙見菩薩は同体であるとする役の行者の説があることから、当院では尊星王大菩薩と共に善星皆来、悪星退散を祈り信者様方の開運成就を祈っております。
当院の特色
春は花が咲き、夏は葉が茂り実をつけ秋には収穫を迎え冬には雪に覆われ四季が移り行くように
当院では新年を迎えると、信者宅に一年の安寧を祈る「御日待祈祷」節分には星祭。
立春を迎えると初午の稲荷大明神。
春祭には屋敷神を祈り、夏山には出羽三山を始め諸国の山に入峰修行を仕え、秋には収穫の感謝を祈り、冬には一足早い神仏の年越し行事に。
と、神仏に使える天台宗の祈祷寺院です。
お坊さんと言えば葬式や法事を思い浮かべますが、檀家を持たず加持祈祷を専門と致します。
当地では「法印」「ほえんさま」と呼ばれます。
祈祷寺院でありますから、家内安全、病気平癒、商売繁盛、交通安全、夫婦和合、良縁成就、子授け等の祈願だけでなく、家の解体祈祷、住宅建立の際の地鎮祭、家や土地の災いを除く鎮宅祈祷も致しております。
困り事の相談には宿曜占星術や気学にて占い家相や方位をみて運気の判断。
星祭にて一年の星廻りの悪星退散、善星皆来を祈り厄年の厄祓いを。
先祖供養や因縁消滅、滅罪生善の為に印仏や巡礼、入峰修行を仕え積極的な開運をご指導申し上げます。
加持・祈祷
加持とは神仏の慈悲と衆生の信心を表し、私たちの信じる心に、神仏の大悲を受けていることまた、それを感じることにより神仏の力を自覚することであります。
当院では大日大聖不動明王、熊野大権現、湯殿山大権現を本尊として毎日「聖無動直法」を欠かさずに修法し、天下泰平、国土安穏並びに信者様方の諸願を祈念申し上げております。
また、毎月28日の御縁日には不動明王護摩供を勤修し、参詣諸人に梵天加持を行っております。
星祭
密教では古来我々の善悪の業を象徴する当たり年の星をお祭りして除災開運をはかってきました。
当院では本尊大聖不動明王、熊野大権現、湯殿山大権現、北辰妙見尊星王に善星皆来、悪星退散をお祈り申しております。
尊星王は不動の星である北極星の神で宇宙森羅万象と我々の福分、寿命を支配する最高のみほとけです。
春の節分に行う星祭りのご供養は、どなたでもお申し込みいただけます。
生まれた年により9つの星に区分されますが、本年の星につきましてはコチラのページからご確認ください。
お困り事相談
「尊星王流宿曜道」並びに気学や各種占術を使い、家相や方位をみて運気の判断をいたしております。
新築、結婚、就職、開店、赤ちゃんの命名、家相、移転方位等
人生において大切な場面における凶運期を避け、スムーズに大事が進むように鑑定にて判断いたします。